5分で読めます習慣
子どもが本当に楽しめる目標のつくり方
小さな目標、スター、よく選んだごほうびが、ルールよりも習慣づくりに効く理由。宿題の時間、寝る前、通学の3つの例とともに紹介します。

新しいルールを決めて、数日はがんばって、気づけば元どおり。そんな繰り返しに覚えのある保護者の方は多いはずです。目標はこの流れを断ち切る力になりますが、それは大人向けではなく子ども向けに設計されている場合に限ります。目標がうまくいく条件と、今週から試せる3つの例をご紹介します。
ルールより目標が効く理由
ルールは「してはいけないこと」を伝えます。目標は「目指すもの」を示し、たどり着いたときに成功の瞬間をくれます。エドウィン・ロックとゲイリー・レイサムによる研究をはじめ、目標設定に関する研究では、「ベストを尽くそう」のようなあいまいな意図よりも、具体的で、少しチャレンジングだけれど達成可能で、はっきりしたフィードバックがある目標のほうが成果につながることが繰り返し示されています。
子ども向けに言いかえると、ポイントは4つです。
- 小さく。一日じゅうではなく、一日のなかのひとつの時間に。「いつも背筋を伸ばす」ではなく「宿題の時間」。
- 具体的に。いつ始まり、いつ終わり、何がカウントされるのかを、みんなが正確にわかっていること。
- 達成できるように。ほとんどの日に達成できる目標は自信を育てます。毎日失敗する目標は、がんばっても無駄だと教えてしまいます。
- 見えるように。月末にまとめて結果を言い渡すのではなく、進み具合がその場で見えること。
スターが効く理由
スターは小さくて、すぐにもらえて、集められます。習慣という目に見えないものを、数えたり自慢したりできるものに変えてくれます。Earbunnyでは、目標を1回達成するごとにスターがもらえ、追加のチャレンジをこなすとさらにもらえます。達成が続けば、連続記録がちょっとした誇りを添えてくれます。
スターでうさぎのアクセサリーも手に入ります。メガネ、帽子、ヘッドフォン、そして季節ごとの特別なアイテム(ハロウィンの魔女の帽子や、冬のトナカイの角など)。多くの子どもにとっては、うさぎを着せ替えることこそが本当のごほうびで、しかも費用はかかりません。
ごほうびは上手に使う
ごほうびについては、心理学者から注意も寄せられています。マーク・レッパー、デビッド・グリーン、リチャード・ニスベットによる有名な研究では、絵を描くとごほうびがもらえると約束された子どもは、そうでない子どもに比べて、その後の自由時間に絵を描くことが少なくなりました。これはアンダーマイニング効果(過正当化効果)と呼ばれ、外からのごほうびが主役になると、活動そのものの楽しさが押しのけられてしまうことがあります。
ごほうびをやめましょう、という意味ではありません。上手に使えばいいのです。
- ほめるのは習慣。子どもの価値ではなく。「いい子だね」ではなく「今週は毎回、音量を控えめにできたね」。
- モノより体験を。映画の夜、公園へのお出かけ、夕ごはんのメニュー選び。一緒に過ごす時間は、モノ以上に心に残ることがよくあります。
- 子どもにもリクエストさせる。Earbunnyでは、お子さまがほしいごほうびをリクエストでき、それを目標に結びつけるかどうかは保護者が決めます。意見を聞いてもらえることで、やる気が育ちます。
- サプライズも試してみる。中身を隠したごほうびを、保護者のスマホとお子さまの画面で一緒に開ければ、目標のゴールがちょっとしたセレモニーになります。
- 少しずつ減らしていく。習慣が身についたら新しい目標に移り、前の目標はほめ言葉だけで続けていきましょう。
試してみたい目標:宿題の時間
月曜から金曜の、いつもの宿題の時間に。目標は、1時間のあいだ前かがみになるのを3回未満に抑えて姿勢よく過ごすこと、音楽をかけるなら音量は控えめに。Earbunnyはセッション中、イヤホンの頭の動きのセンサーで姿勢をチェックします。本にちらっと目を落とすくらいはカウントされません。ごほうびの例:金曜日に30分よけいに遊べる。
試してみたい目標:寝るときはイヤホンなしで
毎晩、たとえば21時30分から朝まで。目標は、夜のあいだヘッドフォンで聴かないこと。音楽をかけたまま眠ってしまうのは、気づかないうちにリスニング量がたまっていく典型的なパターンで、イヤホンなしのほうが睡眠の質も上がります。ごほうびの例:連続記録のバッジ、そして1週間達成したら週末の朝ごはんを好きなメニューに。
試してみたい目標:通学の時間
学校がある日の行き帰りに。目標は、移動中のほとんどの時間を上限以下の音量で聴くこと、そしてイヤホンを両方そろえて帰ってくること。バスや電車は騒がしいので、ノイズキャンセリングのイヤホンを試すいい機会にもなります。ごほうびの例:次の家族ドライブで流す音楽を選べる。
応援して、気軽に続ける
いちばん効くごほうびは、たいていいちばんシンプルなもの、つまり「気づいてあげること」です。保護者からのひとことの応援は、数秒でお子さまの画面とウォッチに届きます。結果だけでなく、がんばりや工夫をほめてあげてください(「首が疲れたときに休憩したの、えらかったね」のように)。
達成できなかったら?何も起こりません。次の回にまた一からスタートするだけです。イヤホンをつけていなかったり、データが届かなかったりした回は「測定なし」となり、保護者が判断します。テクノロジーのせいで損をする人はいません。目標は家族で一緒に楽しむゲームのようなもので、テストであってはいけません。ほかのアイデアは保護者ガイドをご覧ください。


